竹内まりや「Plastic Love」削除(続報!)

『Plastic Loveが公式でyoutubeに復活!?』

前回の記事では、竹内まりや「Plastic Love」のyoutube動画において、「再アップロード→再削除」の不毛な状況が起きていることを書いた。求められる対応として、ダウンロード販売開始や、vevoなどの公式アップロードを提示した矢先、なんとついにvevoから公式アップロードされたようなのだ。今回はその動画を紹介しつつ、他の注目動画も紹介したい。

・Plastic Love削除問題を時系列で追う

12/22 Alan Levensonなる人物による、著作権侵害の申し立てによって削除される。

12/25 竹内まりやvevoによって、(おそらく公式に)アップロードされる。

12/27 当ブログに「削除は誰得なのか?」の記事を上げる。

ということで、当ブログが指摘する前に、迅速にも対応がなされていたのだ。次の動画がそれである。

竹内まりや(Takeuchi Mariya) – プラスティック・ラブ(PLASTIC LOVE)

前回に書いた③の対応をしっかりしていたのは流石だ。因みに削除の申し立てをしたAlan Levensonなる人物は、どうやら竹内まりやのジャケット写真を撮った人物のようである。音楽的な著作権侵害が理由でないとすれば、尚更歯がゆいことになり、それについても何か書こうと思っていた。だが、公式アップロードがなされたのなら、あれこれ言うのもやめようと思う。申し立ての真意など、本人を巡る状況を知らなければ、何も書きようがないからだ。

ただ一抹の不安がある。この「竹内まりやvevo」が本物かどうかということだ。何しろアップロードされている曲が2曲しかないのだ。さらにvevo配信の場合、動画の左下やサムネにvevoのロゴが表示されるのだが、それがない。またyoutubeでPlastic Loveを検索しても、この動画は公式にしては上位表示されないのだ。そもそもこの動画のアップロードに中々気がつかなかった理由が、この検索順位の低さだったのだ。もしこの動画がフェイクだとすれば、単なるぬか喜びということになるが、そこまで勘繰る必要がないことを祈ろう

(→やはりこれは、オフィシャル動画ではない説が出ています。そもそもvevoのロゴがない時点で怪しかったのですが。オフィシャルのダウンロードサービスや動画アップには期待できないのでしょうか…。

そしてついにオフィシャルPVが登場!まだショートバージョンですが、ベスト版の発売に向けて、今後完全版もアップされると思われます。

・Plastic Love のお薦めカバー動画

さらにもう一つ、動画を紹介したい。つい昨日12/30 にアップされたばかりの「Plastic Love」のカバーだ。実はこれ、以前の記事で山下達郎「あまく危険な香り」のカバーを紹介した Geno Samuel によるもの。「Plastic Love」のカバーが数多ある中、敢えて紹介するには理由がある。それは彼が「この曲が本当に好きなんだろうな」というのが、動画から伝わってくるから。ハイキーで歌っているのもその現れだろう。

Plastic Love(Mariya Takeuchi Cover) – Geno Samuel

流行りに乗って器用にカバーする動画も多々ある中、やはりその曲が好きだという熱量があるものが、どんな形であれ魅力的だと感じる。以前載せた、バート・バカラック「アルフィー」のギターカバー同様の魅力を放っているので、興味ある方は是非視聴して欲しいと思う。

何はともあれ、Plastic Love削除問題が一段落したことを祈りたい。そして次なる期待は、竹内まりや・山下達郎の旧曲のダウンロード販売開始である。是非ともお願いしたいところなのだが…。

2000万再生を記録して削除された動画も復活したようです。

 

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“竹内まりや「Plastic Love」削除(続報!)” への7件の返信

  1. どちらにしても違法のアップは避けられないということで海外も公式を出しているんじゃないかと思うので、日本もやるべきだと思います。アルバム単位では買ってもらうということにしたらよいでしょう。紹介しようとしている外国人がアカウント停止されて落ち込んでいます。しかしそうするとお決まりの「日本の閉鎖性」と言い出すのでいやになってしまいました。

    1. コメント有り難うございます。

      海外ではspotifyなど音楽配信文化が普及してますよね。その分著作権でアーティストに不利になる恐れもあり。
      日本はまだCDマーケットが強いわけですが、シティポップの旧曲などの配信が進まずマーケティングが弱い。

      一長一短ですが、音楽配信やyoutubeでの公式アップを進めつつ、著作権も保護する体制がうまく整ってほしいものです。

  2. こちらに事の顛末が全て説明された動画を発見しました。写真を撮ったAlan Levensonは、40年前に日本の音楽レーベルとともに渡米した竹内まりあさんと事務所が、撮影をする予算がなかった為、当時働いていた会社からではなく、個人として撮影を買って出たそうです。ただ当時はジャケット写真として使用される事はなく、最近になってこの写真が、Youtubeに音楽と一緒にアップされたそうです。Alanさん自身は、Youtubeに疎く、動画から写真だけを取り下げて欲しいというのが依頼を当初していたそうで、ただYoutubeの動画なので、そんなことはできるわけもなく、では概要欄に自分の著作権の情報を明記してくれと主張したとか、、、そんなこんなしてるうちにYoutubeが動画自体を見れなくなるように停止してしまう。しかし、この曲が海外で爆発的な日本のシティポップの流行に火をつけたことから、すでに神聖な扱いを受けていて、インターネットのファンの間から非難が続出、そしてAlanさんも脅迫を受けるなど、事態は泥沼化・・・。結局、今は動画は元に戻っています。

    1. コメント有難うございます。

      そんな紆余曲折があったのですね。貴重な情報感謝致します。
      因みに動画の写真は80年シングル「sweetest music」のジャケットに使われてるようです。著作権を気にしてのアクションが想像以上の反響を呼んだというところでしょうか。

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