黒澤明の映画に登場する女性ってどうよ?①

  1. 『いまいち魅力的じゃないかも?』

映画は大好きなんですが、恥ずかしながら黒澤映画をきちんと見たことがなかった自分。最近は数百円も出せばダウンロードできる有難い時代なので、ちょっと寝れない夜なんかに黒澤映画を見たんです。すると止まらない止まらない

さすが巨匠の映画ということで、10本以上を連日立て続けに見てしまいましたよ。個人的には侍映画でないものに特に惹かれ、「野良犬」「酔どれ天使」辺りがフェイバリットです。

黒澤は侍映画だけではない

これだけ惹かれるのは、侍映画の印象が強い黒澤が、実は人間そのものに関心を抱き、それを丁寧に描こうとしているんだなと感じたから。

なのに…女性の描かれ方がいまいちピンとこないというか。乱暴な言い方をすれば、魅力的な女性が少ない。なんかストーリー展開のダシに使われる女性が多い気がします。重要な配役に当たる女性ほど、優柔不断だったり肝心なところで乱心を起こしたりと、男の足手まといになるようなキャラクターが多い印象。

人間に対する優しいまなざしを感じさせるセリフの多い黒澤だけに、なんだか違和感が。

黒澤映画の女性論

黒澤映画の女性に関しては本が出ています。

尾形 敏朗
「巨人と少年―黒沢明の女性たち」

自分は、この本に書かれている指摘で納得いく部分もあれば、まだ疑問に残る部分もあるという感じ。その点と、自分なりの考えについては次回に書きたいと思います。

こういう本は出ているとはいえ、世の中ではそれ程話題になっていないような気が。ですので、「それはきっとこうだよ」「実はこんなことを知っているよ」なんて方は是非コメントを下さい。

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———なんとタイムリーなことに、三船敏郎をフィーチャーした映画

『MIFUNE: THE LAST SAMURAI』

が5/12(土)から公開されます!

ここでは黒澤映画の女性について書きましたが、三船敏郎の魅力についてもいずれ書きたいと思います。トレーラーを見るだけでも、グッと惹かれるものがありますから、興味ある人は是非チェックを。

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