お気に入りYouTuber紹介「Ikko’s films」②

『乾いたタッチの日常動画が真骨頂』

前回は不思議な魅力に溢れたラーメン動画を紹介した。だがIkko動画のジャンルは多彩である。ここでは、さながらドキュメンタリーの如く日常を切り取る動画に注目したい。自分はこれこそがIkko動画の真骨頂だと思っている。

ラーメン動画以外に目を向けると、「旅行動画」はさながらロードムービーの如くであり、「飲み動画」や「企画動画」も不思議な魅力に溢れている。全ての動画における共通点は、「乾いたタッチで日常を切り取っている」こと。個人的には、日本のジョナス・メカスと呼びたい。

ではIkko動画の魅力を最も堪能できるのは何か。自分は「飲み動画」だと思っている。「下世話な男子トーク」から「音楽・映画・文学」まで話題は変幻自在かつ魅力的だ。

西村賢太を勧めた、最高の小説、村上春樹信者、池井戸潤、百田尚樹…

この動画では文学・映画トークをしているのだが、「最近の村上春樹より初期3部作に惹かれる」なんて話になり、「1973年のピンボール」が登場するあたりが、深夜の飲み動画としてはオツだ。飲み屋の喧騒も一つのBGMとして楽しみたい

この手の動画で話題になる映画も、「トレインスポッティング」「バッファロー66」は世代的に分かるが、「ジム・ジャームッシュ」までチェックしている辺りは流石。音楽は「Linkin park」「Rage against the machine」がフェイバリットのようだが、やはり様々なジャンルで幅広い話題を聞かせてくれる。

こんな動画を見てるとIkko氏のラーメン動画が単なるラーメン動画にとどまらない魅力を持っている点にも納得がいく。ここでは「下世話な男子トーク」には触れなかったが、「飲み動画」を見ていれば自然と辿り着くはずだ。

では最後にIkkoドキュメンタリーの最新動画を紹介したい。Ikko動画ファンにはお馴染みの「ダイゴ」氏が大阪に引っ越すという驚きの内容。これもまたIkkoドキュメンタリーの通過点であり、せつなくもリアルな作品といえよう。

ダイゴの大壮行会スペシャル「蓮爾・焼きとん・割烹・大学時代・冒険した動画・婚活・ラーメン二郎」

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関連作品

映画: ジョナス・メカス『ウォールデン』

 

音楽: Linkin Park「Hybrid Theory」

・画像をクリック→サンプル試聴できます。
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文学: 村上春樹「1973年のピンボール」

・Kindleで詳細を見るをクリック→サンプルを無料でダウンロード出来ます。

 

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