時間の多層性とは? ポップソングにおける時間体験を分析してみる①

『いま・ここの時間、リニアな流れの時間』

時間とは不思議なものだ。なぜこんなことを言い出すのかというと、以前の投稿でシティポップに感じる「不思議なノスタルジー」について書いたことが、きっかけだ。海外のリスナーが、2019年の今、1970年代や80年代の日本の音楽を、「懐かしさ」と「新鮮さ」がないまぜになった独特の感覚で聴いている。「過去と現在と未来」が交錯する時間。そんな時間体験を、ポップソングを通じて分析してみることにした。

ところで久々の投稿になってしまった。今回は、以前のコメントのリクエストにお応えする内容となっています。 “時間の多層性とは? ポップソングにおける時間体験を分析してみる①” の続きを読む