映画音楽といえば誰? ニーノ・ロータをたしなむの巻

『ゴッドファーザーで有名だが、フェリーニ作品には欠かせない作曲家』

前回カンヌ映画祭について書いた際に、巨匠編で紹介したフェリーニ。フェリーニワールドを回想しているうちに、その重要なピースである、ニーノ・ロータの曲を聴かずにはいられなくなり、久々にどんなアルバムが入手可能か探してみた次第。

ゴッドファーザーのテーマにとどまらず、数多くの名曲を残してきたニーノ・ロータ。様々なバージョンがアルバムに残されている中、オリジナルが聴けて、内容的にもこれなら満足というアルバムを紹介します。

映画音楽のアルバムチョイスは慎重にやらなければならない。なぜなら、オリジナルと違うバージョンにがっかりするかもしれないからだ。いきなりサビから始まるアレンジになっていたり、重厚なストリングスが寂しげなギターの響きにかわっていたり…。もちろん別バージョンなりの魅力や楽しみ方はあるだろうが、まずはオリジナルを堪能し尽くすところから始めたいのだ。

そんなわけで今回は、「ゴッドファーザー」「フェリーニ作品」のオリジナルを楽しむならこれ、というアルバムを紹介します。 “映画音楽といえば誰? ニーノ・ロータをたしなむの巻” の続きを読む